株式会社ハウスマーケット様 / ZohoCRM導入プロジェクト / 2026年7月31日時点の設定にもとづく(2026年8月3日 改訂)
商談タブの金額項目について、「システムが自動で計算するもの」と「担当者様に入力いただくもの」を整理しました。
商談タブには4つのレイアウト(入力画面)があり、レイアウトによって表示される金額項目も、計算のされ方も異なります。第2章にレイアウトごとの図を用意しましたので、まずそちらをご覧ください。
項目は次の3種類に分かれます。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 自動(編集不可) | システムが計算し、画面上は灰色で編集できません |
| 自動(上書きあり) | システムが計算しますが、手で書き換えることもできます。ただし再計算のきっかけが起きると手入力値は消えます |
| 手入力 | システムは一切触りません。担当者様が入力しない限り空のままです |
| 項目 | 区分 | 内容 |
|---|---|---|
| 総額 | 自動(上書きあり) | 売上明細の合計 + 仲介手数料 |
| 売上金額 | 自動(編集不可) | 売上明細の各行の金額を合計したもの |
| 売上の期待値 | 自動(編集不可) | 総額 × ステージごとの確率 |
| 粗利の期待値 | 自動(編集不可) | 粗利 × ステージごとの確率 |
| 粗利 | 手入力 | 売り手主導では「自社仕入れ」にチェックが入ったときのみ表示 |
| 按分金額 | 手入力 | 補佐担当との按分金額 |
| 売上明細(各行の金額) | 手入力 | 入力いただいた金額が「売上金額」「総額」に反映されます |
| 項目 | 買い手主導 | 売り手主導 | 建築 | その他 | 区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 仲介手数料 | ● | ● | — | — | 自動(上書きあり) |
| 成約価格 | ● | ● | — | — | 手入力 |
| 買付価格 | ● | — | — | — | 手入力 |
| 予算下限 | ● | — | — | — | 手入力 |
| 予算上限 | ● | — | — | — | 手入力 |
| 売出価格 | — | ● | — | — | 手入力 |
| 査定価格 | — | ● | — | — | 手入力 |
| 希望売却価格 | — | ● | — | — | 手入力 |
| 住宅ローン残高 | — | ● | — | — | 手入力 |
| 物件価格 | — | — | ● | ● | 手入力 |
| 建築予算 | — | — | ● | — | 手入力 |
| 初回提案総額 | — | — | ● | — | 自動(上書きあり) |
| TOMS粗利 | — | — | ● | — | 手入力 |
| AG粗利 | — | — | ● | — | 手入力 |
| 建設粗利 | — | — | ● | — | 手入力 |
「その他」レイアウトは設定上は存在しますが、現在このレイアウトの商談は0件です。仲介手数料の項目自体がないため、総額は売上明細の合計のみになります。
flowchart TD
SP["成約価格
(手入力)"]
PP["買付価格
(手入力)"]
BM["予算下限
(手入力)"]
BASE{"基準価格
入っているものを
上から1つ採用"}
SP -->|第1優先| BASE
PP -->|第2優先| BASE
BM -->|第3優先| BASE
BASE --> COM["仲介手数料
基準価格 × 3% + 6万円"]
SD["売上明細
商品・詳細・金額を行で入力"]
SD --> TSA["売上金額
明細の金額を合計"]
SD --> AMT["総額
明細の合計 + 仲介手数料"]
COM --> AMT
AMT --> ER["売上の期待値
総額 × ステージ確率"]
GM["粗利
(手入力)"] --> EGM["粗利の期待値
粗利 × ステージ確率"]
BMAX["予算上限(手入力)
計算には使われません"]
ALLOC["按分金額(手入力)"]
classDef auto fill:#e8f6ee,stroke:#137a4a,stroke-width:1.5px,color:#0b3d25
classDef manual fill:#eef1f5,stroke:#7b8794,stroke-width:1.5px,color:#1a1d21
classDef note fill:#fdf3e2,stroke:#9a5b00,stroke-width:1.5px,color:#5c3800
class COM,TSA,AMT,ER,EGM auto
class SP,PP,BM,SD,GM,ALLOC manual
class BMAX note
flowchart TD
LP["売出価格
(手入力)"]
AP["査定価格
(手入力)"]
BASE{"基準価格
入っているものを
上から1つ採用"}
LP -->|第1優先| BASE
AP -->|第2優先| BASE
BASE --> COM["仲介手数料
基準価格 × 3% + 6万円"]
SD["売上明細
商品・詳細・金額を行で入力"]
SD --> TSA["売上金額
明細の金額を合計"]
SD --> AMT["総額
明細の合計 + 仲介手数料"]
COM --> AMT
AMT --> ER["売上の期待値
総額 × ステージ確率"]
GM["粗利(手入力)
自社仕入れチェック時のみ表示"] --> EGM["粗利の期待値
粗利 × ステージ確率"]
SALES["成約価格(手入力)
手数料の計算に
使われていません"]
OTHER["希望売却価格・住宅ローン残高
按分金額(すべて手入力)"]
classDef auto fill:#e8f6ee,stroke:#137a4a,stroke-width:1.5px,color:#0b3d25
classDef manual fill:#eef1f5,stroke:#7b8794,stroke-width:1.5px,color:#1a1d21
classDef note fill:#fdf3e2,stroke:#9a5b00,stroke-width:1.5px,color:#5c3800
class COM,TSA,AMT,ER,EGM auto
class LP,AP,SD,GM,OTHER manual
class SALES note
買い手主導では「成約価格」が第1優先で手数料に反映されますが、売り手主導では成約価格を見ていません(売出価格・査定価格のみ)。詳細は第6章 ⑦。
flowchart TD
SD["売上明細
商品・詳細・金額を行で入力"]
SD --> TSA["売上金額
明細の金額を合計"]
SD --> AMT["総額
明細の合計のみ
仲介手数料の項目がありません"]
AMT --> ER["売上の期待値
総額 × ステージ確率"]
STG{"ステージが
「見積(建築)」に
変わったとき"}
AMT --> STG
STG --> INIT["初回提案総額
そのときの総額をコピー"]
GM["粗利(手入力)"] --> EGM["粗利の期待値
粗利 × ステージ確率"]
MAN["物件価格・建築予算
TOMS粗利・AG粗利・建設粗利
按分金額(すべて手入力)"]
classDef auto fill:#e8f6ee,stroke:#137a4a,stroke-width:1.5px,color:#0b3d25
classDef manual fill:#eef1f5,stroke:#7b8794,stroke-width:1.5px,color:#1a1d21
class TSA,AMT,ER,EGM,INIT auto
class SD,GM,MAN manual
建築レイアウトでは仲介手数料は計算されません。手数料の項目自体が画面にないため、総額は売上明細の合計のみになります(設計どおりです)。
なお TOMS粗利・AG粗利・建設粗利を合計した「全体粗利」の項目は、現時点では作成されていません。
flowchart TD
SD["売上明細
商品・詳細・金額を行で入力"]
SD --> TSA["売上金額
明細の金額を合計"]
SD --> AMT["総額
明細の合計のみ"]
AMT --> ER["売上の期待値
総額 × ステージ確率"]
GM["粗利(手入力)"] --> EGM["粗利の期待値
粗利 × ステージ確率"]
MAN["物件価格・按分金額(手入力)"]
classDef auto fill:#e8f6ee,stroke:#137a4a,stroke-width:1.5px,color:#0b3d25
classDef manual fill:#eef1f5,stroke:#7b8794,stroke-width:1.5px,color:#1a1d21
class TSA,AMT,ER,EGM auto
class SD,GM,MAN manual
仲介手数料 = 基準価格 × 3% + 60,000円
| 商談の種類 | 1番目 | 2番目 | 3番目 |
|---|---|---|---|
| 買い手主導 | 成約価格 | 買付価格 | 予算下限 |
| 売り手主導 | 売出価格 | 査定価格 | — |
| 建築/その他 | 対象外(仲介手数料の項目がありません) | ||
同じ売上明細をもとにした、別々の2つの項目です。
| 項目 | 計算の内容 | 編集 |
|---|---|---|
| 売上金額 | 売上明細の各行の金額を合計しただけのもの | できません |
| 総額 | 売上明細の合計 + 仲介手数料 | できますが上書きされます |
売上金額 = 売上明細の金額の合計
総額 = 売上明細の金額の合計 + 仲介手数料
売上の期待値 = 総額 × ステージごとの確率
粗利の期待値 = 粗利 × ステージごとの確率
いずれも編集できません。総額・粗利・ステージのいずれかが変わると再計算されます。
| 確率 | ステージ |
|---|---|
| 100% | 決済/決済(売り手)/完工/完了/契約(買い手)/契約(売り手)/着工/施工 |
| 95% | 契約(その他) |
| 90% | 契約(建築) |
| 85% | 買付/売渡 |
| 70% | 次回クロージング/見積(その他) |
| 60% | 媒介 |
| 50% | 査定/案内2回目/案内3回目/見積/見積(建築) |
| 40% | プラン/案内1回目/提案/調査 |
| 35% | 打ち合わせ |
| 30% | 面談 |
| 20% | 物件待ち/アポ取得/アポ取得(売り手) |
| 10% | 通電(買い手)/通電(売り手) |
| 8% | 反響(買い手)/初回架電(買い手) |
| 5% | 反響(売り手)/初回架電(売り手)/反響(建築)/初回架電(建築)/通電(建築) |
| 0% | 失注(中止)/失注(他決)/失注(建築)/失注(その他) |
商談画面の「確度」項目には、この確率が自動で入ります。ただしこの項目は手で書き換えることもできます。書き換えると期待値の計算結果もずれますので、原則としてステージの変更だけで運用いただくのが安全です。
初回提案総額 = そのときの総額をそのままコピー
毎日 23:30 に自動で実行され、目標レコードの実績欄を上書きします。
| 集計先 | 集計の内容 |
|---|---|
| 金額 | 担当者・期間が一致する商談の「売上の期待値」の合計 |
| 通話数 | 期間内の通話件数 |
| 案内・面談数 | 期間内の予定のうち、活動種別が「面談」「案内」のもの |
| 項目 | 対象レイアウト | 補足 |
|---|---|---|
| 粗利 | 全レイアウト | 売り手主導では「自社仕入れ」にチェックが入ったときのみ画面に表示されます |
| TOMS粗利 / AG粗利 / 建設粗利 | 建築 | 合計した「全体粗利」の項目は未作成です |
| 按分金額 | 全レイアウト | 補佐担当との按分金額 |
| 売上明細(商品・詳細・金額) | 全レイアウト | 入力いただいた金額の合計が「売上金額」「総額」に反映されます |
| 成約価格 / 買付価格 / 予算下限 | 買い手主導 | 仲介手数料の基準価格になります |
| 予算上限 | 買い手主導 | 仲介手数料の計算には使われません |
| 売出価格 / 査定価格 | 売り手主導 | 仲介手数料の基準価格になります |
| 成約価格 / 希望売却価格 / 住宅ローン残高 | 売り手主導 | 仲介手数料の計算には使われません |
| 物件価格 | 建築・その他 | 仲介手数料の計算には使われません |
| 建築予算 | 建築 | — |
| 初回提案総額 | 建築 | 自動転記の仕組みはありますが、実績が0件のため実質は手入力です |
なお、上記の価格項目の一部(物件価格・予算上限・希望売却価格・住宅ローン残高)は、反響メールの自動取り込みで値がセットされる場合があります。手入力だけでなく、媒体からのメールによって入ることもある、とご理解ください。
現在の計算は「基準価格 × 3% + 6万円」で、消費税は加算していません。査定書などでは「売買価格 × 3% + 6万円 + 消費税」と記載されているため、CRM 側も税込に合わせるかどうかご判断ください。
設定資料の一部に「自動計算」と記載がありましたが、実際には自動計算は行われておらず、手入力の項目として動いています。
売り手主導レイアウトには「自社仕入れの場合に粗利を表示する」設定が入っているため、意図的に手入力にされている可能性が高いと考えていますが、当初のご要望と相違がないかご確認をお願いします。
2026年4月に移行したデータの一部で、総額が数百億〜数千億円という金額になっているレコードがあります(本来は数千万円と思われます)。このまま売上ダッシュボードで集計すると数字が大きく狂います。集計をご利用になる前に、該当データの補正をご相談させてください。
また、移行データの「総額」には旧システムの契約金額がそのまま入っており、新しく作成された商談の「総額(売上明細+仲介手数料)」とは意味が異なります。この点も集計時にご注意ください。
集計の仕組み自体は毎晩動いていますが、予定(スケジュール)の「活動種別」が入力されていないため、集計対象が 0 件になっています。
予定を登録される際に「面談」または「案内」を選択いただければ、翌日から集計に反映されます。運用として定着させるか、別の数え方に変更するかをご相談させてください。
売上明細に金額が入力されている商談は全体で 8 件でした。そのため現状、多くの商談で「総額 = 仲介手数料」となっています。売上明細を使う運用にするか、総額の定義を見直すかをご検討ください。
建築・その他レイアウトに「物件価格」という項目がありますが、仲介手数料はこの項目を一切参照していません。手数料の計算に使われるのは、成約価格・買付価格・予算下限(買い手)/売出価格・査定価格(売り手)の5項目だけです。
名称から「物件価格を入れれば手数料が計算される」と受け取られやすいため、項目名の変更や、画面上の説明の追加をご検討いただくのが安全と考えています。
売り手主導レイアウトにも「成約価格」項目がありますが、売主側の計算は売出価格・査定価格のみを見ています。買い手主導では成約価格が第1優先なので、同じ項目名でレイアウトによって挙動が違う状態です。
成約時に売出価格から金額が変わった場合、売り手側では手数料が更新されません。仕様として意図されたものかご確認をお願いします。
「補佐がいる場合に売上を按分する」という業務要件をいただいていますが、現時点の CRM には按分金額の項目のみがあり、担当・補佐それぞれの按分額や按分率を入れる項目は作成されていません(分析ツール側にのみ列が存在します)。按分の運用をどこまで CRM で行うか、あらためて要件を確認させてください。
総額は編集できる項目ですが、売上明細や仲介手数料が変わると自動計算の値で上書きされます。「総額だけ手で調整する」という運用は値が保持されないため、金額を調整される場合は売上明細に行を追加していただく形が確実です。
目標タブの実績金額は、総額ではなく売上の期待値(=総額 × ステージ確率)を合計しています。決済済みの案件は100%なので影響はありませんが、進行中の案件は確率ぶん目減りした金額で積み上がります。
「受注済みの金額を積みたい」のか「見込みを含めた期待値を積みたい」のか、目標の考え方をご確認ください。
宅地建物取引業法の報酬上限は、価格帯によって 5%/4%/3% に分かれますが、現在の実装は一律で「3% + 6万円」です。低額の物件で法定の上限額と差が出る可能性があります。実務上の取り扱いをご教示いただけますでしょうか。
商談 15,328件・2026年7月31日時点
| 項目 | 入力されている件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 総額 | 2,388 件 | 15.6% |
| 仲介手数料 | 1,931 件 | 12.6% |
| 売上の期待値 | 2,374 件 | 15.6% |
| 売上金額(売上明細の合計) | 8 件 | 0.05% |
| 粗利 | 3 件 | 0.02% |
| 粗利の期待値 | 3 件 | 0.02% |
| 初回提案総額 | 0 件 | 0% |
| レイアウト | 商談数 | 手数料あり | 割合 |
|---|---|---|---|
| 買い手主導 | 10,009 件 | 1,242 件 | 12.4% |
| 売り手主導 | 4,817 件 | 689 件 | 14.3% |
| 建築(リフォーム) | 502 件 | 0 件 | 0%(設計どおり) |
| その他 | 0 件 | — | — |